棚: 発送と費用
実務 |最終確認日
送料無料ラインの決め方|原価・梱包・便数から残額を計算
送料無料の注文で店にいくら残るかを試算。常温と冷蔵の便数を分け、必要な残額から境界を考える計算例を紹介します。

補足
この記事の答え
送料無料の境界は、商品合計だけで決めないでください。 原価と発送費を引き、必要な残額があるかを見ます。 常温と冷蔵が別便なら、両方の送料を含めます。
売上から注文ごとの費用を引く

まず、同じ金額基準で計算する表を作ります。 税や割引を含む範囲は、店の集計方法でそろえます。 注文ごとの残額は、次の式で計算できます。
残額=商品代-商品原価-決済料-梱包費-送料
残額から、人件費や月額費用も支払います。 返品、廃棄、追加作業があれば、別途費用に含めます。 この式だけで、店全体の利益は確定しません。
計算に使う仮定
| 入力 | 仮の金額 |
|---|---|
| 商品代 | 5,000円 |
| 商品原価 | 2,500円 |
| 決済料 | 150円 |
| 梱包費 | 200円 |
| 常温便の送料 | 650円 |
| 冷蔵便の送料 | 950円 |
いずれも説明用の仮定です。 相場や、特定サービスの料金を示していません。 契約送料と実際の原価へ置き換えてください。
同じ注文額でも、便数で残額が変わる

仮に、店が送料をすべて負担するとします。 商品代、原価、決済料、梱包費は同じにします。 送料だけを変えると、次の結果になります。
| 発送する便 | 送料合計 | 計算後の残額 |
|---|---|---|
| 常温1便 | 650円 | 1,500円 |
| 冷蔵1便 | 950円 | 1,200円 |
| 常温1便+冷蔵1便 | 1,600円 | 550円 |
二便の例は、梱包費合計200円と仮定しています。 二箱で梱包費が増える店は、その分も増やします。 複数便の注文では、単一便より残額が小さくなります。
必要な残額を1,000円と決めた場合を考えます。 この仮定では、二便の注文は条件を満たしません。 全商品で同じ無料条件を使うか、再検討が必要です。 カートの再現性は、送料の8ケースで確認できます。
必要な残額から境界を逆算する

原価などが売上に比例する場合は、率で計算します。 ここでは、原価50%と決済料3%を仮定します。 合計53%で一定とし、実際の料金とは区別します。 梱包費200円、送料1,600円も仮定します。
残額1,000円を確保する境界は、次の式です。
商品代=(200+1,600+1,000)÷(1-0.53)
計算すると、約5,957.45円になります。 円単位で切り上げると、5,958円です。 5,958×0.47-1,800=1,000.26円になります。 実際に手数料が丸められる場合は、再計算します。
この境界は、販売が増えることを保証しません。 商品構成、箱数、地域追加送料でも結果が変わります。 代表注文ごとに計算し、店が続けられる条件を選びます。 決めた条件は、送料表示と発送作業にも反映します。
計算確認日は2026年11月5日です。 実ストアの受注結果は使用していません。
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著者と確認担当
- 著者
- 小さな食品通販のカート選び編集部(JITTYが運営し、公式資料の照合と条件を明示した計算を行う編集部)
- 確認担当
- 小さな食品通販のカート選び編集部(JITTYが運営し、公式資料の照合と条件を明示した計算を行う編集部)
確認日
確認範囲:公式資料と仮定を明示した計算・運用例を編集確認。実ストア操作は未実施。
確認方法:Codexが原典と計算で作成・照合