インボイス制度開始から数年、現場で起きていることは「免税事業者は値下げ交渉の対象になる」が常態化したことだ。ただし業種で温度差は大きい。

戦える業種・戦えない業種

戦える:消費者向け(BtoC)、専門技能で代替不能、報酬交渉力のある業種。戦えない:法人向け(BtoB)、代替可能なライティングや事務代行、商流の末端に位置する業種。

課税選択の損益分岐

売上1,000万未満でも、取引先がインボイス必須なら課税事業者を選ぶ判断は十分ある。簡易課税のみなし仕入率は業種で変わり、第5種(サービス業)は50%。安易に「簡易の方が得」と判断すると、本則課税の方が有利だったケースを見落とす。